ビジネスに役立つ外国語といえば英語ですが、中国の経済発展に伴い、最近では中国語を学ぶビジネスパーソンも多いようです。
スペイン語はどうでしょう。結論から言うと、これからかなりいい線を行くことが期待できます。まず数の上から見ると、ランキングは以下の通り。(Ethnologueの2015年版のデータによる)
1 中国語 10億5100万人
(母語話者:8億9900万人 第二言語話者:1億7800人)
2 英語 8億4000万人
(母語話者:3億3000万人 第二言語話者:5億1000万人)
3 スペイン語 5億7000万人
(母語話者:5億人 第二言語話者:7000万人)
現在は世界3位ですが、スペイン語人口はその成長率が注目に値します。日本にいるとあまりピンときませんが、米国でのスペイン語人口の増加には凄まじいものがあります。
私はメキシコ在住のため、英語よりスペイン語の方が断然楽なのですが、たまにロサンゼルスに行っても、全てスペイン語で用が足せます。空港からホテル、レストラン、観光案内などでスペイン語が通じないところはありません。スペイン語が通じなかったのは、黒人の運転手のタクシーに乗った時くらいでした。
メキシコとの国境からは遥か遠いシカゴを訪問した時も、スペイン語人口の多さに驚きました。統計的には、シカゴのスペイン語人口は全体の20%くらいだったと思いますが、実際にはその倍くらいいそうです。場所によっては、スペイン語が英語を駆逐しています。
そもそも米国では、公用語は英語と決まっているわけではなく、学校教育においても、地域で一番話されている言語がその学校の第一言語となるそうです。そうであれば、スペイン語が第一言語となっている地域は相当にあると予想されます。
特に、もともとメキシコ領であった現在の米国南部では、スペイン語による「レコンキスタ」が進んでいます。
2050年には、米国内のスペイン語人口がメキシコやコロンビア、スペイン本国を抜いて世界一になると言われています。
現在、スペイン語は国際的な重要度という点では英語に及びませんが、中南米の経済発展や世界で一番影響力のある米国でのスペイン語人口の増加は、スペイン語の国際的地位を押し上げていくものと思われます。
インターネット上でのスペイン語の増加も、これに拍車をかけるでしょう。
メキシコに駐在で来られていた弊社のスペイン語の生徒さんが、つい最近、米国への転勤が決まりました。クラスはもう終了と思っていましたが、米国でスペイン語圏の人を対象にビジネスをしなければならないため、オンラインレッスンを続けていただくことになりました。
スペイン語がビジネスパーソンに与える付加価値は、これからますます大きくなっていきそうです。
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