ビジネススペイン語 #20 財務諸表

更新日:1月30日

「財務諸表はややこしくて苦手」という人も多いはず。そういう私も、これまでどちらかというと逃げ腰でした。


しかし、メキシコのある会社の監査役を拝命したことから、財務諸表の勉強をせざるを得ない状況になりました。


会社にあるお金の動きや資産の状況を把握するのに財務諸表は避けて通れません。

そこで、今回は知識の整理も兼ねて、財務諸表の基礎をスペイン語と対照しながら解説していきます。


「財務諸表」は、スペイン語でEstados financierosと言いますが、代表的なものは次の3つです。


「貸借対照表」Balance general

「損益計算書」Estado de resultados または Estado de pérdidas y ganancias

「キャッシュフロー計算書」Estado de flujo de efectivo


色々な視点がありますが、株主(accionista)の視点からすると、「賃借対照表」は調達されたお金がどのように使われているか、「損益計算書」は会社がしっかり儲けているか、「キャッシュフロー計算書」は現金がショートして会社が潰れることはないかを見るものと言えましょう。


これら諸表の基本的な考え方や形式は概ね世界共通のようですが、国または業種により若干異なります。ここでは日本の一般的な財務諸表の項目をベースに、それぞれに相当するスペイン語をみていきたいと思います。


中にはスペイン語ではあまり使われていない項目もありますが、1つずつ確認していきます。


まずは「貸借対照表」。英語でBalance Sheet と言うので、日本では略してB /Sとも呼ばれます。ではその項目をみてみましょう。



メキシコでは、無形固定資産のなかに「繰延費用」(gastos diferidos)という項目もよく見られます。流動負債についてはpasivo a corto plazo、固定負債についてはpasivo a largo plazoということもあるようです。



次は「損益計算書」。英語でProfit and loss statement というため、日本ではP/Lとも呼ばれます。



日本では「経常利益」という言葉がよく使われますが、日本以外、少なくともスペイン語圏では、経常利益に相当する言葉は使われていない模様です。


辞書を引くと、経常利益の訳としてutilidad ordinariaという言葉が出てきますが、どの会社の損益計算書を見ても経常利益という項目は見当たりません。


日本のように特別利益、特別損出の概念がなく、営業外収益、営業外費用と一緒にして収入か費用かの二分類で計上しているようです。


当期純利益はutilidad neta と言いますが、最終益という意味でresultado netoと

記載されている場合もあります。


最後に「キャッシュフロー計算書」です。各項目を見ていきます。



以上、財務諸表の基本項目をスペイン語で見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。

やはり複雑でとっつきにくい部分はありますね。


財務諸表は、初めのうちは単なる項目と数字の羅列にしか見えずに目が泳いでしまいます。しかし、実際のお金の動きを追いながら見ていくと、それぞれの項目が意味を持って語りかけてくるように感じます。


何事も慣れではないでしょうか。


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