ビジネススペイン語 #20 財務諸表

最終更新: 6月10日

財務諸表はややこしくて苦手という人も多いはず。そういう私もこれまでどちらかというと逃げ腰でした。


しかしメキシコのある会社の監査役を拝命したことから財務諸表の勉強をせざるを得ない状況になりました。


会社にあるお金の動きや資産の状況を把握するのに財務諸表は避けて通れません。


知識の整理も兼ねて財務諸表の基礎をスペイン語と対照しながら解説していきます。


財務諸表はスペイン語でEstados financierosと言いますが、代表的なものは次の3つです。


賃借対照表 Balance general

損益計算書  Estado de resultados またはEstado de pérdidas y ganancias

キャッシュフロー計算書  Estado de flujo de efectivo


色々な視点がありますが株主accionistaの視点からすると、賃借対照表は調達されたお金がどのように使われているか、損益計算書は会社がしっかり儲けているか、キャッシュフロー計算書は現金がショートして会社が潰れることはないかをみるものと言えましょう。


これら諸表の基本的な考え方、形式は概ね世界共通のようですが、国によりまた業種により少しずつ異なります。ここでは日本の一般的な財務諸表の項目をベースにそれぞれに相当するスペイン語をみてゆきます。


中にはスペイン語ではあまり使われていない項目もありますが1つずつ確認してゆきます。


まず賃借対照表。英語でBalance Sheet と言うので日本では略してB /Sとも呼ばれます。ではその項目をみてみましょう。




メキシコでは無形固定資産のなかに「繰延費用」(gastos diferidos)という項目もよく見られます。




次は損益計算書。英語でProfit and loss statement というため日本ではP/Lとも呼ばれます。



日本では経常利益という言葉がよく使われますが、スペイン語圏では日本語で言う経常利益に相当する言葉は使われていない模様です。


どの会社の損益計算書を見ても「経常利益」という項目は見当たりません。


日本のように特別利益、特別損出の概念がなく営業外収益、営業外費用と一緒にして収入か費用かの二分類で計上方法を捉えていないようです。


当期純利益はutilidad neta と言いますが、最終益という意味でresultado netoと

記載されている場合もあります。


最後にキャッシュフロー計算書。各項目を見てゆきます。



以上、財務諸表の基本項目をスペイン語で見てきましたが、いかがでしたでしょうか。やはり複雑でとっときにくい部分はありますね。


財務諸表は初めのうちは単なる項目と数字の羅列にしか見えず目が泳いでしまいます。しかし実際のお金の動きを追いながら見ていくと、それぞれの項目が意味をもって語りかけてくるように感じます。


何事も慣れではないでしょうか。

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