メキシコで法律は守られる べきもの?

最終更新: 9月16日

私が経営する語学学校では、メキシコシティー近郊のクエルナバカ市でスペイン語研修のための施設を有しています。


毎年同市で営業許可の更新を行なっていますが、数年前 更新の手続きに市役所に行った際、市でゴミ条例が発布されたのですべての法人はそのカテゴリーに応じ毎月ゴミ特別回収費を負担しなければないと告げられました。私の学校では毎月3000ペソ(負担するようにとのことでした。


規則は守らなければならないものと考えている日本人なら、喜んでとは言えないまでも、決まったことだからしようがないと、受け入れてしまっていたことでしょう。しかし、メキシコでの経験が長い私はこんな時は、簡単に認めてしまっては後で割りを食うのではと直感しました。


最初、市の側は、これはもう決まったことだからと一点張りでしたが、しばらく押し問答を続けていくと、相手も少し折れてきて「どうしても納得いかないのなら、民間の業者と契約して回収させてもいい、ただし契約書の写しを持ってくるように。」と言ってきました。


そこで十分の1程の金額でゴミの回収作業をする安い業者をみつけて、契約書の写しを市に提出しました。ところが結局この回収業者は一回も回収には来ず、その後、市の無料回収車が何もなかったかのごとくごみ回収を続けています。


どういうことでしょう?おそらくゴミ条例に納得いく法人があまりがなく、条令は自然消滅?、もしかすると紙に書かれた条例はまだ存在しているかもしれませんが、実際には適用されていません。


これは一つの例で似たような経験はたくさあります。


ここで何が言いたいかと言うと法律を軽視するようにと言っているのではもちろんありません。日本人とメキシコ人では生きている世界の社会的な前提条件が違うということです。


メキシコでは仮に法律ができたとしても、これがどう適用されるか、適用する側もされる側も、様子を伺っているようなところがあり、はじめから絶対に守られるべき基準とは見られていません。


企業が合法的に活動を行なっていくためには法を守ることは当然ですが、メキシコにおいては新しい法律ができたからと言っても過剰反応しすぎず、最初のうちは様子を伺っていた方が良さそうです。

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