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広瀬明久

笑うタイミングまでプログラムされている?

更新日:2022年1月30日


メキシコに住んでいると、メキシコ人と一緒に旅をすることも少なくありません。そのような時には、行動様式というか文化の違いがより浮き彫りにされます。


旅における日本人の行動は、メキシコ人の目にはかなり奇異に映るようです。


日本人は決められたプログラムを全うするために旅をしているようだ、とメキシコ人は言います。計画は分刻みで立てられており、乗り物に乗る時間、食事をする時間、休憩をする時間、そして笑うタイミングまでもプログラムされているようだと言います。何となく的を得ていませんか?


日本の小学校や中学校の遠足を思い出してみると、計画表がクラス全員に配られ、事前に説明会、事後には反省会などがありました。持っていくお菓子の金額にも上限があって、これを破ると居心地が悪かったものです。しかし、これらは当たり前のことで、ルールの中でそれなりに楽しめました。


メキシコ人は、このようなあらかじめ決められた行動パターンに馴染めません。旅に来てまでノルマをこなすなんてあり得ないのです。自然発生的な感情に忠実で、予期していない出会い、出来事を歓迎します。


ですから、物事に対する臨機応変の対応は、日本人よりずっと秀でているように思えます。決められたことをこなしていくのが得意な日本人と、既存の枠に縛られず(というかスタンダードがないと言うべきか)即興が得意なメキシコ人。


工業化社会では、画一的な教育も功を奏し、優秀で従順なサラリーマンを大量に輩出してきた日本は大成功を遂げました。


他方、ものづくりからコトづくり、マスからパーソナルに移行しつつある今の時代、メキシコ人の能力にスポットが当たってくることになるのかもしれません。


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