駐在員はどこまでスペイン語をマスターしたらよいか?

最終更新: 2019年3月28日


私ががスペイン語圏での活躍を夢にスペイン語を勉強していた頃は、ネイティブと同レベルに言葉を使いこなさなければ、現地でやっていくことはできないだろうと考えていました。


だから自分で言うのも何ですが、かなり気合を入れて、集中的に勉強をしました。中学校から10年間学んでものにならなかった英語に比べ、目標、夢を持って取り組んだスペイン語は2年間の独学で曲がりなりにも在メキシコの大手自動車メーカーで通訳ができるレベルに達しました。


ただし通訳業界で一流になるのはほんの一握り。ただ言葉が出来れば良いのではなく通訳としての特殊な能力が要求されます。自分にはそんな才能はなかったので、その後別の日系企業で社長補佐の職を経て、今経営している語学学校を立ち上げました。独立してからはメキシコのビジネス界の一線で活躍している日系企業のビジネスマンや現地で起業して成功した企業家を多く見てきました。


メキシコで成功している日本人ビジネスマン、企業家はスペイン語に堪能な方が多いのですが、そうではない方も一定数います。なぜスペイン語ができなくてもうまくいくのか。よく観察してみるとこれらの方には自分の意思を他の人にうまく伝えてくれるメキシコ人の相棒がいたりします。その人の奥さんである場合もあります。手段はどうあれ自らの考えを周りにうまく伝えることは重要です。


それはそうと、駐在員の場合、どこまでスペイン語をマスターすれば良いのでしょうか?駐在員にとって重要なのは仕事をこなすことであり、スペイン語はあくまでツールです。ビジネスパートナーがホワイトカラーなら英語で全て済ますことができるかもしれません。


どのような人を相手に仕事をするかでスペイン語をどこまでマスターすればよいかが決まってくるかと思いますが、ザックリ言ってスペイン語初心者が3〜4年の駐在期間で西検の3級(英検準一級相当)に受かれば、メキシコでのスペイン語学習はまずまずの成果を得たと言えると思います。実務面でそれなりのスペイン語ができるレベルです。


私が経営する学校の生徒さんは受験勉強を勝ち抜き、一流企業に就職し、メキシコに幹部社員としてやってこられた方が多いので優秀な方達ですが、スペイン語が初心者であれば滞在期間中に3級に合格するにはそれなりの勉強が必要です。3級は文法事項は一通り学習し終えていることが前提で、時事問題なども出題されます。


そこでどこまでマスターすれば良いかと言えば、駐在の間に3級に合格するというのが一つの目安、目標になるのではないかと思います。

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