どの国のスペイン語を学べばよいか?

更新日:1月30日

スペイン語は20を超える国で話されており、国によって特徴があるので、どの国のスペイン語を学ぶか悩んでおられる方も少なくないのではないでしょうか。

今回はその疑問にお応えします。結論から言えば、自分が何を目的にスペイン語を学習するかによります。

ザックリ言って、語学としての学術研究であればスペインのスペイン語、広くスペイン語圏でのビジネスを考えているのであれば実用性を重視し、中南米のスペイン語がよいのではないかと思います。

学術研究においては、その発祥の地であるスペインのスペイン語を中心に学ぶことが順当であることは多くの人が納得するのではないでしょうか。

ビジネスにおいては、日本との経済的なつながり、日系企業の進出状況からみて中南米のスペイン語に慣れていることが有益と思われます。特にメキシコはスペイン語圏で日系企業の進出がダントツに多く、1000社を超えています。

一方、スペインの日系企業は200社を超えるほど。ビジネスの世界で日本人が接するスペイン語は、中南米のものが断然多いと言えます。

スペイン語の「正統性」に関する状況については、時代と共に変化してきているようです。

以前は、スペインで使用されているスペイン語がスペイン王立アカデミーにおいて絶対的な基準であり、中南米の特有の用法などは誤りとされてきました。

ところが、現在では同アカデミー編纂の辞書にスペインとは違う中南米の用法が例として記載されています。言葉の統一性が失われることは、ある観点からはよくないことかもしれませんが、その一方で、言葉は生き物であるという見方もできます。

私が日本に一時帰国した際、日本のスペイン語教育界の大御所が集まる会合にゲストとして参加させていただいたことがあります。

スペインのスペイン語が王座に君臨しているその世界で、ラテンアメリカのスペイン語のアピールをしましたが、大きな壁を感じました。

メキシコでスペイン語学校を経営しているので、そのポジショントークと受け取られてしまった面もあったかもしれませんが、そこで言われたことは、ラテンアメリカのスペイン語といっても国によってかなり特徴があり、一括りにはできない、スペイン語はスペインのものを標準とすることが妥当であるとの意見が大勢でした。

ただ思うことは、メキシコ一国に限っても、人口規模ではスペインの2倍以上、経済規模でも肩を並べるに至っています。教育、文化レベルについても、今後その差は縮まっていくでしょう。そうすると、米国英語と英国英語のような逆転現象が起こらないとも限りません。

さて、スペイン語の覇権争いのような話の展開になってきてしまいましたが、スペイン語は広範囲で話されている割には統一性のある言葉です。国が違うからと言って通じないということはありません。

結局はどのスペイン語でも、マスターすればどこの国でも使うことができます。どの国と中心的に関わりを持つか、何を目的に学ぶかで決めていただければよいと思います。


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参考




全世界のスペイン語人口は約4億8000万人で、第二言語として日常使用している人を含めると約5億8000万人。スペイン語人口世界一はメキシコで、1億2000万人強、二位米国がバイリンガルも含め5000万人強、スペインでは約4700万人となっています。

(情報源:Wikipedia)


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