メキシコ人のビジネスモラル

更新日:1月30日

弊社では、メキシコで日系企業のビジネスマンを対象にスペイン語の語学研修サービスを提供させていただいていますが、受講生が所属する会社の会計の窓口が日本人の場合、支払いで問題が起こることはまずありません。


ところが、何らかの理由で会計の窓口がメキシコ人に変わった途端に、支払いの遅れが生じることが頻繁にあります。


私はメキシコで事業を始めて20年以上経つので、メキシコの商習慣、メキシコ人のビジネスモラルに驚くことは少なくなりましたが、人間としての初期設定が日本でなされた身にとって、頭ではわかっても心理的な抵抗を感じることがまだまだあります。


同じ会社なのに、メキシコ人に変わるとなぜ支払いが遅れるのか? 単なる怠慢か?

それもあるかもしれません。長らく明確な答えがわからなかったのですが、ある有名な法律事務所のメキシコ人弁護士のセミナーを聞いて納得しました。


メキシコでは、支払いを遅らせることは自社のキャッシュフローを助けるとともに、相手を動揺させて交渉を有利にもっていくためのひとつの戦術である、というのです。


メキシコのすべての会社がこのような戦術をもっているわけではないと思いますが、このような考え方が、社会一般にある程度容認されているということは、信用が大切であると教えられてきた日本人にとっては驚きです。


人を信用しないことを前提に社会システムが作られているこの国にあって、このような状況は大きな社会コストとなっていると感じるのはメキシコ人も同様のようです。しかし、自分たちの手では改善しようとしてもなかなかできないといったところが現状です。


私たち外国人が批判しても、状況を変えることは困難です。このようなコストは、異国で経済活動を行う私たちにとって、払わざるを得ない間接税のようなものと考えた方が良さそうです。


-------------------------------------------------


スペイン語をビジネスレベルで


言葉を実際に使いこなすには実践的な学習、練習が必要です。

ソシエダ・インテルクルトゥラルはメキシコで25年間ビジネスパーソンを対象にスペイン語のレッスンを提供してまいりました。

受講生の皆様はビジネスの最前線で活躍されています。

お気軽にご相談ください。

閲覧数:65回0件のコメント

最新記事

すべて表示